岐阜市の慢性痛専門整体院が教える“痛み記憶”の正体


🩺はじめに|「腰はもう治っているのに、痛みが消えない…」

MRIやレントゲンでは異常がないのに、
「腰がずっと痛い」「重だるい」「朝起きるとつらい」
そんな声をたくさん聞きます。

実は、その痛みの正体は“脳”にあります。

多くの慢性腰痛は、筋肉や骨格だけの問題ではなく、
「脳が痛みを記憶している」ことが原因で続いているのです。

今回は、岐阜市の慢性痛専門整体院として、
**“痛みの脳科学”と“根本改善のためのアプローチ”**を詳しく解説します。


🧩第1章|痛みは“体”ではなく“脳”で感じている

「腰が痛い」という感覚は、実際には腰ではなく脳で起きています。
痛みの信号は、腰→脊髄→脳(大脳皮質)へと伝わり、
脳がそれを「痛み」と認識するのです。

つまり、腰に問題があってもなくても、
脳が「痛い」と判断すれば、痛みは存在するということ。


●痛みの信号の流れ

1️⃣ 腰の筋肉や関節などに刺激(炎症・圧迫・ストレス)が起こる
2️⃣ その情報が神経を通って脊髄に届く
3️⃣ 脊髄から脳へと信号が伝達
4️⃣ 脳が「これは危険だ」と判断すると痛みを発生させる

このとき、脳が「もう安全」と判断すれば痛みは消える。
しかし、「まだ危険だ」と誤って記憶してしまうと、
痛みは長引き、慢性化してしまいます。


🧠第2章|慢性腰痛を悪化させる「痛みの記憶」

長期間の腰痛を抱えている方は、脳が痛みを学習してしまっています。
これを「痛み記憶(Pain Memory)」と呼びます。


●痛み記憶とは?

脳の中には“痛みを感じるネットワーク”があります。
それが繰り返し刺激されることで、神経回路が強化され、
体の回復後も痛みを再現してしまうようになります。

たとえば、

  • 以前ぎっくり腰をした場所が、天気が悪いと痛む
  • 椅子に長く座るだけで痛くなる
  • 特定の動作をしただけで腰が緊張する

これは、脳が「その姿勢=痛い」と覚えてしまっている状態です。


●ストレス・不安・恐怖も痛みを強める

痛みの記憶を強化する最大の要因が心理的ストレスです。
脳の「扁桃体」という部分が興奮し、
“痛みの回路”を活性化してしまいます。

「また痛くなるかも…」という不安が、
実際に痛みを強めてしまうこともあります。


🧍‍♂️第3章|脳に痛みを覚えさせないために必要な3つのこと


🧘‍♀️①「安心感」を与えること

「もう大丈夫」「治ってきている」と脳が感じると、
自然と痛み信号は弱まります。

そのため、安心して施術を受ける環境づくりが非常に重要です。
岐阜市の整体院 輝では、初回から徹底したカウンセリングを行い、
患者さんが「自分の体の状態を理解できる」ように説明します。

不安をなくすことが、脳のリラックス=痛み軽減の第一歩です。


🩻② 「正しい動作」を脳に再教育する

痛みが長く続くと、体が動きを制限し始めます。
これは「動く=痛い」と脳が判断しているため。

当院では、安全な範囲での軽い動作や呼吸法を使い、
「動いても大丈夫」という信号を脳に送り直します。

これを繰り返すことで、痛み記憶を上書きできるのです。


🌿③ 「内臓・自律神経の安定」で脳の緊張を解く

慢性腰痛の人は、交感神経(緊張)が過剰に働いています。
内臓の疲労や睡眠不足もその原因です。

当院では、

  • 横隔膜(呼吸)
  • 腸・肝臓・腎臓などの内臓調整
  • 自律神経バランスのリセット

を行い、脳が安心できる体の状態を作ります。


🧩第4章|「脳由来の腰痛」を放置するとどうなる?

痛み記憶を放置すると、
たとえ筋肉や関節が治っても、痛みが続くことがあります。

さらに、

  • 睡眠の質が低下
  • 集中力の低下
  • イライラや不安感の増加
    など、心身全体に悪影響が広がります。

つまり、慢性腰痛は“腰の病気”ではなく、
脳と体のコミュニケーションの乱れなのです。


🔍第5章|当院が行う「脳×体」統合アプローチ

湿布やマッサージでは届かない“脳の緊張”を解くことが、
慢性痛の根本改善に欠かせません。


●① カウンセリングで脳の「思い込み」を整理

まず、「どんなときに痛むか」「どう動くと怖いか」を丁寧にヒアリング。
脳が「危険」と判断している動作や姿勢を明確にします。


●② 呼吸・内臓・姿勢を整え、自律神経をリセット

呼吸を整え、腹圧を安定させることで、
脳が「今は安全」と感じやすくなります。
さらに、内臓調整によりリラックス状態を作り出します。


●③ 動作再教育で“痛み記憶”を上書き

小さな動作でも「痛くなかった!」という成功体験を繰り返すことで、
脳は次第に「動ける」「大丈夫」と書き換わります。


💬第6章|「心の状態」が痛みに与える影響

慢性痛の背景には、ストレス・責任感・完璧主義など、
心理的要因が関係していることも多いです。

岐阜市という地域柄、真面目で我慢強い方が多く、
「痛くても頑張ってしまう」傾向があります。

その我慢が、脳の緊張=痛みの持続につながるのです。

当院では、体だけでなく「心の状態」も含めてケアし、
安心して生活できるようサポートしています。


🧩第7章|セルフケアで“痛み脳”をリセットする方法

1️⃣ 深呼吸(1日5分)
→ 胸ではなくお腹を動かすように。副交感神経が優位になり、痛みが和らぎます。

2️⃣ 姿勢チェック
→ 座り姿勢は骨盤を立てる。腰を丸めると痛み記憶が強化されます。

3️⃣ 軽いストレッチやウォーキング
→ 「動いても平気」と脳に知らせる最も簡単な方法。

4️⃣ 感情のリリース
→ 「また痛くなるかも」と思った瞬間に深呼吸。脳が安心を取り戻します。


🔚まとめ|“腰痛を治す”とは、“脳を安心させる”こと

慢性腰痛の本質は、脳が感じる不安と緊張です。
湿布や薬、マッサージで腰をいくらケアしても、
脳が「まだ危険」と感じていれば、痛みは消えません。

当院では、
体・内臓・自律神経・脳のバランスを整え、
「痛みを記憶しない体づくり」を目指しています。