安全で効果の高いスタート時期と、失敗しないポイントを解説
「産後の骨盤矯正って、いつから始めれば良いの?」
これは産後ママから最も多く聞かれる質問のひとつです。
結論から言うと、
**産後3週間〜2ヶ月の間が“最適なスタート時期”**と言われています。
ただし、出産の状況(自然分娩か、帝王切開か)、体の回復スピードによってベストなタイミングは変わります。
ここでは “何週目から何ができるのか” をわかりやすく解説します。
■ 産後0〜3週間:矯正はまだ早い時期
出産直後はホルモンの影響で骨盤まわりが大きく緩み、体の負担もかなり大きい状態。
この時期に強い矯正や施術をすると
⚠️ 痛みが悪化
⚠️ 出血量が増える
⚠️ 回復が遅れる
というリスクがあります。
👉 この期間は“安静”が最優先。
できるのは軽い呼吸法や骨盤底筋をゆるく意識する程度。
■ 産後3〜6週間:軽い矯正ならスタート可能
多くのママが「そろそろ整えたいな」と感じる時期。
この頃になると体の回復が進み、
● ゆがみ
● 腰痛
● 肩こり
● 恥骨痛
が気になり始めます。
整体院などで行われる優しい手技の骨盤ケアならスタートOK。
ただし、
・まだ出血が続く
・体調が不安定
の場合は無理せずもう少し待つのが安心です。
■ 産後6週間〜2ヶ月:本格的な骨盤矯正のベストタイミング
医療的にも「産褥期の回復完了」の目安が産後6〜8週間。
この時期は
✔ 骨盤がまだ柔らかい
✔ かつ体力が戻ってきている
ので“矯正効果が出やすい黄金期”です。
・骨盤の開き
・お尻の横広がり
・下半身太り
・尿もれ
・猫背
といった症状も、改善が最も実感しやすくなります。
■ 【帝王切開の場合は?】
帝王切開では筋肉の回復が遅れるため
👉 2ヶ月以降が基本のスタートライン。
傷の状態によってはもう少し遅らせる必要があるため、
病院での診断を優先しつつ、無理のない範囲で開始しましょう。
■ 骨盤矯正を始めるときの注意点
① 強い痛みを伴う施術は避ける
骨盤は“押し込めば閉じる”ものではありません。
痛みの強い矯正は逆効果。
② 家でのケアも合わせると効果が倍増
・骨盤底筋トレーニング
・腸腰筋ストレッチ
など、自宅でできるケアの継続が最重要。
③ 良い姿勢と日常動作が超大事
立ち方・座り方・抱っこの仕方で骨盤は大きく変わります。
■ まとめ:ベストは「産後6週間〜2ヶ月」
● 産後0〜3週間 → まだ早い
● 3〜6週間 → 軽い矯正ならOK
● 6週間〜2ヶ月 → 本格的な骨盤矯正の最適期
● 帝王切開 → 基本は2ヶ月以降
「できるだけ早く整えたい!」
「産後に自信のある体を取り戻したい!」
というママこそ、適切なタイミングで安全にスタートすることが一番の近道です。